【対話の中で、人とチームは育っていく③】
沈黙は、何を語っているのか
- 言葉にならない時間にも意味がある -

カスミソウ:花言葉「感謝」「清らかな心」
対話をしていると、ふと会話が止まることがあります。
質問を投げかけたあと、
相手が何かを思い返しているとき、
あるいは、自分の気持ちを言葉にしようとしているとき、
そんな沈黙が訪れることがあります。
以前の私は、その時間が少し苦手でした。
「何か話した方がいいのではないか。」
「質問を変えた方がいいのではないか。」
そんなふうに思い、沈黙を埋めようとしていたことがあります。
けれど、コーチングを学び、多くの対話を重ねる中で、その見方が少しずつ変わってきました。
沈黙は、対話が止まっている時間ではなく、相手の心が動いている時間なのかもしれない。
そう感じるようになりました。
言葉になる前には、思い出している時間があります。
迷っている時間があります。
自分自身と向き合っている時間があります。
その時間を急がせてしまうと、本当に伝えたかった思いまで、急いでしまうことがあります。
だから私は、沈黙を恐れないようになりました。
もちろん、ただ待てばよいということではありません。
相手を信じながら、「この人はいま、自分の言葉を探している。」
そんな気持ちで、その時間を一緒に過ごすことを大切にしています。
白いカスミソウには、「感謝」や「清らかな心」という花言葉があります。
小さな花がそっと寄り添うその姿は、前に出ることなく、相手を支える対話のあり方にも、どこか重なるように感じます。
対話は、言葉だけでつくられるものではありません。
言葉にならない時間も、相手を信じて待つ時間も、そのすべてが対話なのだと思います。
沈黙のあとに生まれる一言が、その人自身も気づいていなかった思いにつながることがあります。
だから私は、沈黙もまた、大切な「対話のことば」なのだと思っています。
次回は、
「本音は、どこで生まれるのか」
という視点から、対話について考えてみたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コーチングオフィスRayでは、
対話を通じて、人とチームが無理なく育っていく支援を行っています。
「沈黙になると、不安になってしまう。」
「つい話を続けてしまう。」
そんな経験はありませんか。
対話の中には、言葉にならない時間だからこそ生まれる気づきがあります。
その時間を大切にすることも、対話の一つなのかもしれません。
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今日の内容に、少しでも心が動いた方へ
無理に何かを決める必要はありません。
「少し話してみたいな」と思われたタイミングで大丈夫です。
