コーチングを学んだ気づき「傾聴の巻」

部下の方々との対話の必要性を痛感した私は、毎週届くコーチングに関するメールマガジンを熟読していました。読んでは実践、実践を繰り返しましたが、我流そのものが行った結果は、当然のことながらコーチングの手法が身につくはずもありません。“なんちゃってコーチ”そのものでした。

そこで、とあるコーチングスクールの門をたたき、基礎から本格的に学ぶことをスタートさせました。

コーチングは、目標の達成がゴールです。相手の未来と行動にフォーカスして、最高のパフォーマンスを引き出すための手段のひとつです。相手との関わりは、傾聴・承認・質問・フィードバックといった対話を通して、相手の中にある答えを引き出し、自主性を育みながらゴールに向かって伴走します。

この実践を繰り返し、繰り返し行いました。3か月ほどで少しずつ変化を感じるようになりました。それは、私自身が変化に気づいたのではなく、周囲の方々から異口同音で言っていただくようになったのです・・・

職場の仲間から、「最近、何か変わったよね?」「今までと雰囲気が違わない?」などなど。コーチングを学んだことで、少しずつ私自身が変化して整いだしたのではないかと感じました。

「傾聴」これ難しいですよね。私は噺家のように流暢にしゃべるのが得意です。むしろ話すことが好きで、相手に話す隙を与えずに一方的に話して満足しているタイプでした。何度も話したい言葉が出ては飲み込み、飲み込んでは出て・・。悪戦苦闘しながら、まずは聞くこと(耳できく)、そして、聴く(耳と心できく)ことを、毎日毎日意識してチャレンジしてきました。実は今も、おしゃべり好きだから流暢に話しますよ。つまり、聴くときはキチンと聴き、話すときは話します。

おしゃべりさんにも、傾聴は身につきます。