コーチングを学んだ気づき「承認の巻」

承認とは、相手が行った結果、行動や発言、そして、存在を認めることです。結果だけを認めるのではなく、プロセスを認めることも大切な承認です。また、挨拶は相手の存在を認めていますので、挨拶も承認のひとつです。

承認という言葉を調べてみると、「そのことが正当または事実であると認めること。」「よしとして、認め許すこと。聞き入れること。」「国家・政府・交戦団体などの国際法上の地位を認めること。」とあります。なるほど、そうですね。ではこれを、職場のシチュエーションに置き換えてみるとどうなるでしょうか。仕事で取り組んだ結果が良かった場合は、「よく頑張ったね!」「さすが!」などと称賛するケースはありますね。逆に、想定していた結果に達しなかったり、失敗に終わった場合はどうでしょうか。

あなたなら、結果が失敗に終わった相手に対して、どのように向き合っていますか。

ここで大切なことは、プロセスに対する承認を忘れないことです。失敗したとはいえ、難しいことにチャレンジした結果なのか。想定した結果に達しなかったとはいえ、前向きに行動した結果なのか。日頃から相手をよく観察していれば、プロセスは見えてきます。

相手に関心を持って観察することが大切です。日頃からの発言や行動を注意深く見ていると、その人の強みや弱み、特徴など、どのような才能や個性を持っている方なのかを把握しやすくなります。それらのことを、こちら側が評価や自身のフィルターを通さずに、事実を伝えるんです。これが、プロセスに対する承認です。このことは、相手との信頼関係の構築に繋がります。

「〇〇さんは、ちゃんと見てくれているんだ。」って、相手のモチベーションは上がります。

そして、挨拶もとても大切な承認です。相手の存在を認めているからこそ、挨拶をするのです。

承認とは、相手が行った結果やプロセス、行動や発言、そして存在を認めることです。難しいことではありませんね。

ご自身も周りもゆっくりと変化していきますよ。今日からすぐにでもやってみませんか。