【貞観政要シリーズ<予告>】人は「正しさ」では育たない
~『貞観政要』が教えてくれる関係と環境の話~

チームづくりや人材育成に関わっていると、
ふと、こんな場面に出会うことがあります。
「伝えていることは正しいはずなのに、なぜか人が育たない」
「言っている内容に間違いはないのに、関係がぎくしゃくする」
そのたびに、
正しさだけでは、人は動かない
という現実に、立ち止まらされます。
私が学び続けている『貞観政要(じょうがんせいよう)』は、
中国・唐の時代、名君とされる太宗皇帝と、その側近たちの対話を記した書です。
一般には「帝王学」と呼ばれることもありますが、
読み進めるほどに、これは現代のマネジメントやチームづくりそのものだと感じています。
そこに書かれているのは、「どうやって人を動かすか」ではありません。
むしろ、
- 人は、どんな環境で育つのか
- どんな関係性の中で、言葉は届くのか
- なぜ、善意や正論が裏目に出ることがあるのか
そんな、今の職場にもそのまま重なる問いばかりです。
とりわけ印象に残るのは、
太宗皇帝自身は名君でありながら、後継者育成には大きな苦悩と失敗を抱えた
という事実です。
優秀で誠実な側近たちを配置し、諫言も惜しまなかったにもかかわらず、
皇太子は民を顧みず、遊興に流れ、ついには廃される結果となりました。
なぜ、そんなことが起きたのか。
ここには、
- 教える側の正しさ
- 言葉の内容
- 指導の熱意
だけでは説明できない 「関係」と「環境」の問題が横たわっていると感じます。
このシリーズでは、
『貞観政要』の言葉や逸話をそのまま解説することが目的ではありません。
古典を通して見えてきた、
人と人との関わり方
育てる側に問われている姿勢
チームが壊れずに育っていくための土台
そうしたものを、
現代の職場やチームに重ねながら、
一緒に考えていきたいと思っています。
「正しいことを言っているのに、うまくいかない」
もし、そんな違和感を抱えたことがあるなら、このシリーズは、きっとどこかでつながるはずです。
次回からは、
なぜ太宗皇帝は育った環境をこれほど重視していたのか。
そして、人はどこで育ち、どこで育たなくなるのか
というところから、ゆっくり紐解いていきます。
どうぞ、肩の力を抜いて、ゆっくりお付き合いください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コーチングオフィスRayでは、
対話を通じて、人とチームが無理なく育っていく支援を行っています。
「自分のチームにも当てはまるかもしれない」そう感じられた方は、一度お話を聴かせてください。
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今日の内容に、少しでも心が動いた方へ
無理に何かを決める必要はありません。
「少し話してみたいな」と思われたタイミングで大丈夫です。
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