【育つチームのつくり方①】期待を届ける

アスター:花言葉「信じる心」
『育つチームのつくり方① 』 〜アスターが教えてくれる“信じる心”〜
今回から新しいシリーズです。
チームの力を引き出すために、最初に必要なのは「期待を届けること」です。
人は、期待された瞬間に、自分でも気づかなかった力を発揮し始めます。
アスターの花言葉は「信じる心」。
その言葉のとおり、期待とは“信頼の光”を相手にそっと手渡す行為なのだと私は思います。
「期待してるよ」と言われると、
少し背筋が伸びるような感覚がありますよね。
それは、評価ではなく、“あなたならできる”というまなざしが伝わるからではないでしょうか。
期待は人を縛るものではなく、自由にするもの。
可能性をひらく鍵でもあります。
では、どのように期待を伝えると、相手の心にまっすぐ届くのでしょうか。
やさしく届く「期待の伝え方」
● 行動や姿勢を具体的に言葉にする
「あなたの丁寧な準備が、チームの安心になってるよ」
抽象的な期待ではなく、姿勢を認める言葉は力になります。
● “任せる理由”をそえて伝える
「この仕事、あなたに任せたい。細かいところまで見てくれる安心感があるからね」
理由が添えられると、自信が湧いてきます。
● 過去ではなく“未来”に視点を置く
「次の会議であなたの意見が聞けるの楽しみにしてるよ」
未来を一緒に見ている感覚が、信頼の土台になります。
● 大きな言葉より“小さな一言”を重ねる
毎日の「いいね」「助かってるよ」の積み重ねが、
相手の心に静かに灯りをともします。
期待を届けるリーダーは、決して強く押しつけません。
アスターの花が静かに咲くように、そっと、けれど確かなまなざしで信じて待つ。
その姿勢そのものが、チームに安心を生み出します。
今日、誰にどんな“期待の灯り”を手渡したいですか?
その一言が、誰かの背中をやさしく押すかもしれません。
次回予告
第2回は 「役割の明確化(ブルースター)」。
花言葉は「信じ合う心」。
“誰が何を担当するのか”が曖昧なままでは、
チームは力を発揮できません。
次回は、リーダーがどう役割を「ていねいに整え、気持ちよく共有するか」
そのポイントをお届けします。
コーチングオフィスRayでは、「対話力」「言葉の磨き方」をテーマにした講座も開いています。
もし今の職場やチームで活かせそうだと感じたら、気軽にお話ししてみませんか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
