【チームは、どんな関わりの中で動き出すのか③】

問いかけは、なぜチームの流れを変えるのか-- 「答え」より先に、動き始めるもの

デルフィニウム:花言葉「清明」「高潔」

前回は、「受け止める」という関わりについて書きました。

人は、自分の言葉をそのまま受け止めてもらえたと感じたとき、
少しずつ安心して考えを出し始めます。

そして、その先で大切になってくるのが、「問いかけ」です。

チームの中では、
つい「どう進めるか」「何をするか」という答えを急いでしまうことがあります。

もちろん、結論を出すことは大切です。

けれど、本当にチームが動き出すときには、
すぐに答えを出すよりも先に、「考える時間」が生まれているように感じます。

たとえば、

「本当は、どこに違和感があるんだろう」
「私たちは、何を大切にしたいんだろう」
「いま、誰の声が置き去りになっているんだろう」

そんな問いが投げかけられることで、
人は少し立ち止まり、自分の考えに目を向け始めます。

問いかけには、不思議な力があります。

指示や正解を与えられると、人は「従う」ことに意識が向きます。
けれど、問いを向けられると、「自分で考える」ことが始まります。

そして、その積み重ねが、
少しずつ「自分たちで動いていく感覚」につながっていきます。

もちろん、問いかければ何でもうまくいくわけではありません。

相手を追い込む問いもあれば、答えを急がせてしまう問いもあります。

だからこそ大切なのは、「何を聞くか」だけではなく、
どんな関係の中で問いを届けるか、なのだと思います。

安心できる関係の中で投げかけられた問いは、すぐに答えが出なくても、人の中に残り続けます。

そして、あとから静かに、考えや行動を動かしていくことがあります。

デルフィニウムには、「清明」や「高潔」という花言葉があります。

澄んだ空気の中で、まっすぐに咲くその姿は、
安心して言葉が行き交うチームのあり方にも、どこか重なるように感じます。

チームが動き出すとき
そこには、すぐに答えを求めるのではなく、一緒に考えようとする関わりがあります。

問いかけとは、相手を動かすためのものではなく、
相手の中にある力を、少しずつ引き出していくものなのかもしれません。

次回は、
「違和感やズレと、どう向き合っていくのか」
という視点から考えていきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コーチングオフィスRayでは、
対話を通じて、人とチームが無理なく育っていく支援を行っています。

いまのチームで、
「話し合っているのに、なぜか前に進まない」
そんな感覚を持たれている方へ

まずは、いま何が起きているのかを整理するだけでも構いません。

「まだ相談する段階ではない」と感じている方でも大丈夫です。
問いを通して見えてくることがあります。

「自分のチームにも当てはまるかもしれない」そう感じられた方は、一度お話を聴かせてください。

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