コーチングを学んだ気づき「質問の巻」

質問とは、不明な点や疑問点について問うこととあります。

では、なぜ質問をするのでしょうか。一般的には、自分が知りたいことや理解を深めたいことについて質問をします。自分主体の情報収集ですね。一方で、これまで考えてもみなかったことに思考がめぐる質問を受けたことがありませんか。私の例ですが、思ってもみなかった視点の質問を受けて、新たな気づきを得たことがあります。具体には「1年後の私が、現在の私に向かって何と声をかけますか。」と質問を受けました。

え!・・・

将来の自分からの視点、これまでに考えたことがない初めての感覚でした。

この質問力、気になりませんか。

効果的な質問を行えば、思考を深めたり広げることが可能です。自身を見つめ直し、行動変容するきっかけになる質問力を身につけたいですよね。質問には、大きく分けて2種類の質問があります。

★クローズドクエスチョン(閉じた質問)

「Yes」or「No」の二者択一で答えられる質問です。例えば「今日のランチは、〇〇食堂のチキンカツにしない?」というものですね。

☆オープンクエスチョン(開かれた質問)

自由に答えることができる質問です。「今日のランチは、何にする?」といったものです。

クローズドクエスチョンは、相手が話したことを確認したり、判断を求めるときなどに効果があります。オープンクエスチョンは、Yes・Noでは答えられない質問です。広がりや深みのある答えを引き出す効果があるといえます。

クローズドクエスチョンを使いすぎると、回答の幅が狭くなります。そのため、相手は追い詰められた感覚が湧いてくる可能性があります。質問する側の情報収集のために質問を多用することは控えるのがよいと言われています。オープンクエスチョンを使い、相手が思う存分に話せる環境を作ることをお勧めします。

質問はコミュニケーションの一つです。質問力を高めることで、相手からのよりよい情報を引き出すことができます。また、これまで考えてもみなかったことに思考がめぐる質問をくりだすことも可能ですよ。今日からでもすぐにやってみませんか。